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資料
退所/退院に関連する看護活動—老人保健施設および内科病棟の看護管理職者の意識調査
Role of Nurses in Discharge Planning : A Comparative Study of Nursing Administrators' Perspective at Geriatric Health Facilities and Medical Units of Hospitals
西田 真寿美
1
,
松岡 緑
2
,
高見 陽子
3
Masumi Nishida
1
,
Midori Matsuoka
2
,
Yoko Takami
3
1神戸市看護大学成人・老人看護学講座
2佐賀医科大学臨床看護学講座
3北里大学大学院看護学研究科修士課程
1Kobe City College of Nursing
2Saga Medical School, Division of Nursing
3School of Nursing, Kitasato University
キーワード:
退院計画
,
退院指導
,
継続看護
,
連携
,
discharge planning
,
discharge teaching
,
continuity of nursing
,
coordination
Keyword:
退院計画
,
退院指導
,
継続看護
,
連携
,
discharge planning
,
discharge teaching
,
continuity of nursing
,
coordination
pp.147-155
発行日 2000年11月1日
Published Date 2000/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究は,佐賀・長崎・福岡県に所在する老人保健施設と内科系病棟の看護管理職者を対象として,両施設の看護職が担っている患者の退所/退院に関する役割とその認識を明らかにすることを目的とした.郵送法による調査の結果,(1)病院における退院時期は約7割が退院の1週間前までに決定されていた.(2)指導計画の実施者は病院では看護婦が主体となっていたが,老人保健施設では看護婦と相談員や介護福祉士との協働作業という認識が示された.しかし指導の必要性と効果を判断する指標は不明確であった.(3)退所/退院後のニーズの確認やアセスメントの実践は,病院よりも老人保健施設のほうが高率であったが,情報に詳しい看護婦の有無が影響していた.(4)施設内外の医療職との連絡調整は施設内では実施されていたが,施設外では半減した.以上より,患者・家族が退院への準備を整えるためには退所/退院時期の決定に患者および家族を含めて看護職の判断を有効に示していくこと,援助の必要度や効果を判断する指標が必要であること,看護婦がもつ情報力とコミュニケーション能力の開発や異なる職種間の連携システムを再構築することが重要と考えられる.
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