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資料
知的障害者支援施設における看護師の支援の特徴—1施設からの考察
Specialty of Support of Nurses in a Intellectual Support Facility for Persons with Disabilities: Consideration from a Facility
村田 有以
1
,
小田嶋 裕輝
2
Yui MURATA
1
,
Yuki ODAJIMA
2
1名古屋市立大学病院看護部(前 名古屋市立大学看護学部看護学科)
2名古屋市立大学看護学部
1Nagoya City University Hospital Nursing Unit (Former Department of Nursing, School of Nursing, Nagoya City University)
2School of Nursing, Nagoya City University
キーワード:
知的障害者支援施設
,
看護
,
intellectual support facility for persons with disabilities
,
nursing
Keyword:
知的障害者支援施設
,
看護
,
intellectual support facility for persons with disabilities
,
nursing
pp.72-77
発行日 2018年12月31日
Published Date 2018/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200300
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抄 録
【目的】本研究は、知的障害者支援施設における知的障害者への看護師による支援の特徴を明らかにすることを目的とした。【方法】A県内の一障害者支援施設に勤務する看護師3名を対象として、インタビュー調査を行った。【結果】支援の特徴に関して、コード化された30の概念から15のサブカテゴリーが抽出され、さらにそれらを集約、分類した上位概念として、《利用者視点に立った他施設との協働》《円滑な診療のための環境整備》《スタッフの主体的な業務遂行のための指導体制》《利用者の全身状態と言語的・非言語的情報を統合したアセスメントの展開》《生活状況や治療方針に関する親への情報提供と参画》《生活動作獲得促進のための作業過程の工夫》《利用者意思を尊重した関わり》の7つのカテゴリーが生成された。【結論】知的障害者支援施設における看護師の支援内容を質的に分析した結果、支援の特徴として7つのカテゴリーが抽出された。今後の課題として、これらの支援上の特徴を反映した、看護援助上の指針作りを行っていくことが考えられた。
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