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その他
わが国における内容分析を用いた看護研究 最近10年間の動向
Trends in Nursing Research using Content Analysis during the Last 10 Years in Japan
河津 芳子
1
,
大宮 絵里子
1
,
野坂 久美子
1
Yoshiko Kawatsu
1
,
Eriko Oomiya
1
,
Kumiko Nosaka
1
1名古屋大学医学部保健学科
1Nagoya University School of Health Sciences
キーワード:
内容分析
,
看護研究
,
看護教育
,
Content Analysis
,
Nursing Research
,
Nursing Education
Keyword:
内容分析
,
看護研究
,
看護教育
,
Content Analysis
,
Nursing Research
,
Nursing Education
pp.37-40
発行日 2002年12月25日
Published Date 2002/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200193
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はじめに
授業の効果や改善すべき点を知る方法として、授業終了後に学生に書いてもらった感想文によってその傾向を大づかみに把握してきたが、もっと、整理された方法で把握できないものかと思案していたところ、内容分析という方法論があることを知った。内容分析は、社会科学のなかでとくにマスコミの研究に用いられてきた方法であった1)が、次第に広範囲に用いられるようになって、近年看護学領域の研究でも使用されるようになった2)研究法である。そうした経緯から、内容分析は様々な意味で用いられているが、学生が被調査者であるという束縛をうけず自由に記述した感想文を素材として用いることができ、かつその内容を構造化し体系的に整理することができる3)という特性を有するため、授業評価に援用できるのではないかと考える。本論文は、手始めとして、授業評価への応用を念頭に、最近10年間に看護学領域において行われた内容分析を用いた研究の動向を把握しようとするものである。
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