Japanese
English
報告
医療系短大女子学生の痩身願望者の食生活の実態について
Desire for Slenderness and the Life Habits in Female Students of Medical Junior College
榊原 千佐子
1
,
宮田 延子
1
Chisako Sakakibara
1
,
Nobuko Miyata
1
1岐阜医療技術短期大学
1Gifu College of Medical Technology
キーワード:
痩身願望
,
日常生活
,
適性体重
,
desire for slenderness
,
life habits
,
proper weight
Keyword:
痩身願望
,
日常生活
,
適性体重
,
desire for slenderness
,
life habits
,
proper weight
pp.17-24
発行日 2000年12月25日
Published Date 2000/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200148
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Ⅰ.緒言
人々の健康に対する意識が高まる中で、生活習慣病予防としての肥満の弊害が強調され、ダイエット方法の情報が氾濫している。一般的に青年期の女性は、肥満を糖尿病や心疾患などの危険因子として捉えるよりも、体型の美的要素を阻害するものとして捉えている。そして、女性の多くが痩せることを強く望み1)、全女性の身体状況は19年前と比較してBMI判定による「やせ」が1.5倍増加し、女性の体型はスリム傾向になっている2)。
また女性の体型がBMI判定で、「普通」と判定されても太っていると評価し、行き過ぎた食事制限(ダイエット)の結果、貧血や月経困難などの身体的異常を招いたり、さらに神経性食欲不振症等を誘発する可能性も強い3)。青年期は生涯にわたる生活習慣の基礎を確立する時期として、また女性にとっては健全な母性の準備期として、自らの健康のみならず次世代への健康に関与する重要な時期でもある4)。ましてや医療人となる対象学生はこの両者の立場にあり、健康実践モデルとしての認識を強く持つ必要があると考えられる。
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