Japanese
English
【寄稿】
サバイバー・ギルド:災害後の人々の心を理解するために
Survivor's Guilt: Understanding the Aftermath of Disaster
アンダーウッド パトリシア
1
Patricia Underwood
1
1兵庫県立看護大学
キーワード:
サバイバー・ギルド
,
心的外傷反応
,
心のケア
,
Survivor guilt
,
trauma response
,
mental healthcare
Keyword:
サバイバー・ギルド
,
心的外傷反応
,
心のケア
,
Survivor guilt
,
trauma response
,
mental healthcare
pp.23-30
発行日 2005年12月31日
Published Date 2005/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200416
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兵庫県立大学では、2003年度より文部科学省の21世紀COEプログラムに採択され、『ユビキタス社会における災害看護拠点の形成』をテーマに災害看護学に関する様々な研究プロジェクトに取り組んでいる。このプロジェクトの中で、災害看護学に関する重要なトピックスについてCOEセミナーとして講演会を年1回程度開催している。本稿は、2004年12月14日に兵庫県立大学で行われた第2回COEセミナーの講演内容を講演者パトリシア・アンダーウッド教授の許可を得て編集したものである。
災害時の心の問題は、阪神・淡路大震災以降、非常に重大で重要な問題として認識されるようになった。最近では、被災者の心のケアは、災害発生後すぐに活動が開始されるようになっており、一般にもPTSDやPTSRといった言葉が認知されるようになっている。しかし、サバイバー・ギルドに関しては、日本国内では、医療専門職の間においてもまだ耳慣れない言葉であり、+分に理解されていない。そこで今回、災害を体験した人々の心をより深く理解できるよう、米国および日本において長く精神看護学の研究・教育・実践を行ってきたアンダーウッド教授に講演を依頼した。(増野園恵)
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