Japanese
English
【シンポジウム】
災害救急医療期の看護
Nursing Care in Acute Phase of Disasters
丸山 美津子
1
Mitsuko Maruyama
1
1兵庫医科大学病院救命救急センター
キーワード:
トリアージ
,
トランスポート
,
トリートメント
,
Triage
,
Transport
,
Treatment
Keyword:
トリアージ
,
トランスポート
,
トリートメント
,
Triage
,
Transport
,
Treatment
pp.2-8
発行日 2001年3月30日
Published Date 2001/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200385
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1.はじめに
阪神・淡路、大震災を契機に災害医療が見直され、体制が整備されつつある中で、災害看護はその進歩に不可欠であり、災害対策の一角に位置づけられている。災害看護は災害サイクルに応じたケアニーズの違いから、それぞれの専門がタイムリーに参画する事が重要である。通常の救急看護は「患者の社会復帰に向けて、最良の結果をもたらす」を目標に、その急性期看護に重点を置いたものである。常に急性期から患者の社会復帰を念頭に、全身管理、残存機能の温存・強化、社会資源の活用、患者家族の精神的援助を行っている。災害看護におけるその救急看護の位置づけについても同様に、「最大多数を社会復帰させる」という目標の中で、災害救急医療期いわゆる急性期の看護活動を担うものと考える。今回はトリアージ、トランスポート、トリートメントの3Tの知識を基に、実践的な知識・技術について考えてみる。
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