Japanese
English
【シンポジウム】
住民(市民)と看護者の連携、協働と参画—ひとりの人としてのいのちを重んじるために
Cooperation with Inhabitants (a Citizen) and a Person of Nursing, Cooperation in Labor and Participation in Planning: To Respect Life as One Person
黒田 裕子
1
Hiroko Kuroda
1
1阪神高齢者・障害者支援ネットワーク
pp.75-80
発行日 2005年3月30日
Published Date 2005/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200252
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ご紹介にあずかりました黒田でございます。雨で風がひどい中、たくさんの方にシンポジウムに残っていただきましたことに、心から感謝いたします。私かこれまで実践してきたことを同じ医療職である皆様方と一緒に考えていきたいと思い、ここで発表させていただけることをとても嬉しく思っております。私は、いのちをキーワードにしております。我々医療職にはいかにチームワークをとっていのちを守っていくのかということが課せられていますが、いかがでしょうか。本当に皆のチームワークはとれているのか、本当に一人の人のいのちをどこまで守ることができるかと色々なことを考えさせられます。
阪神大震災の時は、私も被災者の一人でありながら、避難所において24時間体制で1ヶ月間活動しました。水も何も出なかった状況の中で、開業医の先生方と総合体育館の中に避難所と救護センターを立ち上げ、そこで活動しました。そしてその後には、4年間、仮設住宅における支援活動を24時間体制でさせていただきました。避難所から仮設住宅へは皆さん喜んで移って行かれましたが、コミュニティは破壊されました。次に、公営住宅へお移りになった時も、抽選によっての移転のため行きたいところには行けない状況でした。
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