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委員会報告
平成18年 がん看護に携わる認定看護師の実態調査報告—3つの役割と看護管理者からの期待
The 2006 Survey of Cancer Nursing Practice of the Certified Nurse in Japan
濱口 恵子
1
,
花出 正美
,
上杉 宣江
,
山根 美代子
,
佐藤 禮子
1
,
小松 浩子
1
,
千﨑 美登子
1
,
射場 典子
1
,
高山 京子
1
,
長谷川 久巳
1
,
細矢 美紀
1
,
角田 直枝
1
,
小島 操子
2
Keiko Hamaguchi
1
1日本がん看護学会教育研究活動委員会
2日本がん看護学会
pp.52-62
発行日 2010年12月25日
Published Date 2010/12/25
- 販売していません
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Ⅰ.はじめに
在院日数が短縮してがん医療が入院治療から外来治療に移行し,さらに高度化・専門分化する中で,患者ががん治療を安全に確実に,安心して継続して受けられるようにするためには,患者の意思を尊重しセルフケア支援を高める必要があり,看護師の役割はますます重要性を増した.
そこで1997年には,看護師が専門領域をもち,より専門的なケアを実践・推進し普及させるための認定看護師制度が始められた.
日本がん看護学会は,がん医療に関わる認定看護師の必要性について検討を続け,これまでに,ホスピスケア(現,緩和ケア),がん化学療法看護,乳がん看護,がん放射線療法看護の認定看護師の誕生に貢献してきた.
しかし現場で活躍する認定看護師はさまざまな困難をかかえ,試行錯誤しながら活動していることが学会員の声として学術集会等で交わされていた.
そのため日本がん看護学会教育研究活動委員会は,認定看護師が3つの役割をどのように実践しているのか,課題は何かを明らかにするための実態調査を行うことにした.
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