- 販売していません
- 文献概要
日本看護科学学会は2010年公益法人化という記念すべき年を迎え,順調に移行を遂げようとしています.学術学会の中では日本で2番目の公益法人化ということで,これまでの理事の皆様のご努力,ご貢献には深く敬服致します.私は,この記念すべき移行期に理事として学会の運営に関わらせていただき,また,日本看護科学学会の今後のありかたについてレポートをまとめるという他ではできないような貴重な経験をさせていただき感謝しています.
将来構想委員会は委員長の他5人の委員によって成り立っています.理事会からは「若手」「成長株」「革新的アイデアを提案できる」「学会の将来について先が読める」といった委員の条件が出され,ハードルの高い中,宇佐美しおり氏(熊本大学),添田啓子氏(埼玉県立大学),中山和弘氏(聖路加看護大学),宮脇郁子氏(神戸大学),川崎優子氏(兵庫県立大学)に委員会に入っていただきました.委員会では力を合わせて本学会の現状を示すデータを集め,会員構成,動向,財務状況などを,さまざまな歴史的出来事と関連させて分析しました.同時に歴代の理事長数名にインタビューを行い,本学会の課題についてご意見を伺いました.その他に近隣の学会や,他学問分野の学会で本学会のようにアンブレラ学会として位置づいているいくつかの学会,外国の類似学会が打ち出している将来構想のレポート等を参考に,構想の内容を洗い出し,課題に沿って組み立てるといった作業を行いました.ほとんどの構想は歴代理事のご意見の中に反映されており,委員会はその裏付けとなる会員数や収入額や支出額などの数値を確認し,文章にしていくこととなりました.理事会で討議の時間をいただき,現理事達からもたくさんの意見をいただき,精錬作業においてもメールで素早く反応していただき,ご協力いただきました.
Copyright © 2011, Japan Academy of Nursing Science. All rights reserved.