【DLN事例報告】
2(看護実践)進行性胃がんの終末期のため,自宅での最期を希望した維持血液透析患者・家族への支援
藪崎 さつき
1
1安曇野赤十字病院透析室
pp.48-50
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200035
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Ⅰ.はじめに
維持血液透析施行中の老年期の男性が,進行性胃がんを発症し,自宅での最期を希望した.今回,自宅で穏やかな最期を迎えるための支援を透析室看護師として経験した.この事例から,患者,家族の希望に沿うことの大切さと,多職種との退院調整カンファレンスを開催することにより,家族の不安が軽減し,患者・家族が満足した看取りができることを学んだので報告する.
なお,公表にあたっては個人が特定されないよう配慮した.また,本人の死去により,同意を得ることができなかったため,家族の同意を得るとともに,院内の倫理審査において公表の承認を得た.
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