Japanese
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委員会報告
遠隔モニタリングを用いた看護支援と「糖尿病透析予防指導管理料」の算定状況に関する実態調査
Survey on nursing support using remote monitoring and medical fee calculations for guidance and management to prevent dialysis in diabetes patients
餘目 千史
1
,
飯田 直子
2
,
金子 佳世
3
,
黒田 久美子
4
,
高橋 良幸
5
,
永渕 美樹
6
,
任 和子
7
,
肥後 直子
8
,
古山 景子
9
,
水野 美華
10
,
村田 中
11
,
森山 美知子
12
,
柳井田 恭子
13
,
横山 悦子
14
,
日本糖尿病教育・看護学会政策委員会(2018年9月〜2020年9月)
Chifumi Amarume
1
,
Naoko Iida
2
,
Kayo Kaneko
3
,
Kumiko Kuroda
4
,
Yoshiyuki Takahashi
5
,
Miki Nagafuchi
6
,
Kazuko Nin
7
,
Naoko Higo
8
,
Keiko Furuyama
9
,
Mika Mizuno
10
,
Ataru Murata
11
,
Michiko Moriyama
12
,
Kyoko Yanaida
13
,
Etsuko Yokoyama
14
1日本赤十字北海道看護大学
2三咲内科クリニック
3日本医科大学武蔵小杉病院
4千葉大学大学院看護学研究科
5元東邦大学
6佐賀大学医学部附属病院
7京都大学大学院
8京都府立医科大学附属病院
9日本医科大学付属病院
10原内科クリニック
11武蔵野赤十字病院
12広島大学大学院
13川崎市立井田病院
14順天堂大学保健看護学部
1Japanese Red Cross Hokkaido College of Nursing
2Misaki Naika Clinic
3Nippon Medical School Musashikosugi Hospital
4Chiba University Graduate School of Nursing
5Formerly Toho University
6Saga University Hospital
7Graduate School of Medicine Kyoto University
8Hospital Kyoto Prefectural University of Medicine
9Nippon Medical School Hospital
10Hara Clinic
11Japanese Red Cross Musashino Hospital
12Division of Nursing Science Graduate School of Biomedical and Health Sciences Hiroshima University
13Kawasaki Municipal Hospital
14Faculty of Health Science and Nursing Juntendo University
キーワード:
診療報酬
,
遠隔モニタリング
,
糖尿病透析予防指導管理料
,
看護支援
Keyword:
診療報酬
,
遠隔モニタリング
,
糖尿病透析予防指導管理料
,
看護支援
pp.145-151
発行日 2020年9月30日
Published Date 2020/9/30
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
目的は,遠隔モニタリングを用いた看護支援と「糖尿病透析予防指導管理料(以下,糖防管と略す)」の算定に関する実態をWEB調査により明らかにすることである.
対象者は日本糖尿病教育・看護学会の学会員および非学会員のうち医療機関に所属している者とし145名(回収率7.5%)の回答を得た.
遠隔モニタリングによる支援実施者は4名(2.8%),支援患者は「インスリン療法中の患者」3名,「精神疾患合併の患者」2名,「糖防管算定者」1名であった.
糖防管を算定している施設は117名(80.7%),医療施設区分別では200床以上98名(87.5%),200床未満15名(65.2%),診療所4名(40%)であった.前年度比の件数は「あまり増加していない」「変わらない」を合わせると56.4%,「減少している」7.7%であった.その主な要因は「医師の指示がない」「マンパワー不足」「三職種が同日に実施できない」であった.
遠隔モニタリングの必要な患者層への示唆が得られ,実施体制の整備の検討が必要である.診療所の糖防管算定が困難である現状や件数が増加しない現状が明らかとなった.
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