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1.はじめに
日本糖尿病教育・看護学会(以下,本学会)は,糖尿病教育・看護の専門家として糖尿病教育に関する研究発表,実践家の実践報告,また研究者や実践家の情報交換の場であるとともに,これまでの糖尿病教育・看護の経験や理論を整理,統合し,糖尿病教育の向上に貢献することを目指している.その中で本学会広報委員会は医療者,糖尿病患者を含む国民に対し,糖尿病に関する情報,糖尿病患者に対する看護に関した教育活動の情報の発信などの本学会の広報活動を担っている.
本学会の役割について,研究的な側面として,研究活動ができる土壌づくりやエビデンスを持つ技術開発などがある(稲垣,2018).また2017年に本学会が示した5カ年計画の重点目標には,将来,糖尿病対策を担う人材育成や国民への啓発と情報発信があげられている(日本糖尿病教育・看護学会,2017).これらの役割を担うには,本学会員や学術集会参加者など,本学会の活動に参与している人々の交流が重要となり,全国規模の本学会においては,Web環境を活用した情報発信も交流を促進する一つになると考える.
本学会広報委員会ではこれまで,ホームページによる情報公開,電子メールおよび2014年よりFacebookを利用した情報発信に取り組み,Facebookの登録者数は902名となっている(2020年2月26日現在).また,2017年より学会誌のオンラインジャーナル化がされ,掲載を電子メールで知らせるなど,Webを活用した情報提供を進めている.しかし,Webの活用は情報発信にとどまり,会員の意見を聞くしくみはなく,個々のWeb環境によっては情報を十分に活用できていない可能性もある.そこで,会員からの意見をもとに,会員が知りたいことや,会員にとって利用しやすい情報発信方法について検討を行う目的で,今回アンケート調査を実施したので報告をする.
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