第22回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 会長講演
研究成果から拡げる糖尿病療養支援
藤田 君支
1
Kimie Fujita
1
1九州大学大学院医学研究院保健学部門
1Department of health sciences, faculty of medical sciences, Kyushu University
pp.44-49
発行日 2018年3月31日
Published Date 2018/3/31
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はじめに
糖尿病への対策強化が急がれる中で,世界中でランダム化比較試験やその成果を統合したシステマティックレビューが行われている.実践の場で研究成果を活用することは,複雑で多様な事例の理解を助け,臨床判断に役に立つ.量的な研究は科学的確からしさがエビデンスレベルで段階的に示されており,質的な研究は糖尿病をもつ人の語りから効果的なケアを見出し,看護の視座を拡げることができる.このような研究成果の探索は実践経験を経て形成された看護者の経験知をさらに深めるものと考える.
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