Japanese
English
【調査報告】
糖尿病患者の家族支援に関する研究―糖尿病患者家族の意識調査より
Report of Family Support for Clients of Diabetic Millitus: Survey to Diabetice Clients' Family
池田 京子
1
,
西脇 友子
2
Keiko Ikeda
1
,
Tomoko Nishiwaki
2
1新潟大学医療技術短期大学部
2西南女学院大学
1School of Health Sciences, Niigata University
2Seinanjogakuin University
キーワード:
家族支援
,
支援に対する認識と行動
Keyword:
家族支援
,
支援に対する認識と行動
pp.104-109
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
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本調査報告は,糖尿病患者家族(以下,家族という)の意識調査から,家族支援の実態を明らかにするために行った.その内容は,(1)家族が患者をどのように認識しているか,(2)食事療法・インスリン療法に対する家族支援の行動から調査した.その結果,次の点が明らかになった.① 9割の家族は「糖尿病は大変な病気である」との認識をもっていた.その傾向はインスリン注射を行っている患者家族ほど多かった.② 4割の家族は,患者に対して「迷惑である」との認識をもっていたが,「迷惑である」と感じている家族ほど食事への配慮など支援行動をとっていた.③大部分の家族は,食事は自分達と同じものを量で調節しているが,一部特別食をつくっている家族もあった.この家族は栄養士から食事指導を受けていた.④インスリン注射に対する支援行動は,インスリン量・注射の確認,および低血糖時の対処であった.
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