Japanese
English
◆研究と報告
在宅後期高齢障害者の日常生活からみた知的機能・生活能力の検討—習慣的活動と生活活動範囲から
Intellectual Ability and Activities of Daily Living in the Home-Bound Elderly Disabled
坪井 章雄
1
Akio Tsuboi
1
1国立呉病院付属リハビリテーション学院
1Kure National Hospital School of Rehabilitation
キーワード:
在宅後期高齢障害者
,
知的機能
,
生活自立度
Keyword:
在宅後期高齢障害者
,
知的機能
,
生活自立度
pp.257-264
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
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要旨:本論文は,日常生活における活動の質と量の変化が後期高齢障害者の能力とどのような関連があるかを考察することを目的とし,在宅後期高齢障害者17名(87.2±6.1歳)を対象として,生活時間を調査し習慣的活動・生活活動範囲と知的機能・生活自立度の関係について検討を行った.
結果より,習慣的活動は知的機能や生活自立度に余り問題がない高齢者で行われており,知的機能が低下すると生活自立度がある程度維持されていても習慣的活動は見られず,日中寝たり休んでいることが認められた.また,生活活動範囲が広いほど知的機能・生活自立度が高い傾向にあった.
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