Japanese
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◆ケーススタディ
新生児集中治療室における作業療法の試み—症例を通して
Occupational Therapy in the NICU
山本 隆啓
1
Takahiro Yamamoto
1
1倉敷中央病院リハビリテーションセンター
1Kurashiki Chuou Hospital, Rehabilitation Center
キーワード:
新生児集中治療室
,
OT効果
,
Intact Survival
Keyword:
新生児集中治療室
,
OT効果
,
Intact Survival
pp.407-411
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
- 販売していません
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- サイト内被引用 Cited by
要旨:今回,当院新生児集中治療室から処方された超未熟児に対して作業療法を実施し,その効果と必要性を検討した.症例は,超未熟児で生まれ,他にも多くのハイリスク因子を持っていた.また発達面に関してもかなりの遅れが認められた.そこでOTアプローチとして,児の開始時の状態から,姿勢運動反応の促通と視・聴覚機能の向上の2項目を中心に介入したところ,2項目ともかなりの変化がみられた.これは,新生児集中治療室における症例への作業療法が有効であったことを裏付けるとともに,残された問題への積極的なアプローチの必要性を感じさせた.本症例を通して,当院での新生児集中治療室における作業療法について考察してみる.
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