Japanese
English
◆短報
PIP背側脱臼骨折の治療と成績
Therapeutic Management of Dislocation Fracture of Proximal Interphalangeal Joint using the Joint Jack
白井 道代
1
,
大山 峰生
1
,
田崎 和幸
1
,
町田 まどか
1
,
木野 義武
2
Michiyo Shirai
1
,
Mineo Ohyama
1
,
Kazuyuki Tasaki
1
,
Madoka Matida
1
,
Yositake Kino
2
1名古屋掖済会病院作業療法科
2名古屋掖済会病院整形外科
1Department of occupational therapy, Nagoya Ekisaikai Hospital
2Department of Orthopaedic Surgery, Nagoya Ekisaikai Hospital
キーワード:
Hand Therapy
,
治療成績
,
スプリント
Keyword:
Hand Therapy
,
治療成績
,
スプリント
pp.163-165
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:近位指節間関節(以下PIP関節)背側脱臼骨折は,ソフトボールなどの突き指で起こる事が多い.術後の固定肢位が屈曲位であり,PIP関節の関節内骨折を伴うので,PIP関節に屈曲拘縮が残りやすい.我々は術後段階的な治療プログラムを実施し,その中で術後7週経過時点よりJoint Jackを用いたところ,よりよい結果を得た.Joint Jackは1988年より使用しているが,それ以前と比較して,PIP関節の屈曲拘縮が残る程度が軽度になることが分かった.Joint Jackの利点は,伸展力が調整できること,素材が扱いやすく,個々の指の形状にあったものが作製できること,加重面積を広げる事ができるので装着感がよいことにあると考えられた.
Copyright © 1992, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.