Japanese
English
◆原著
腹臥位伸展位および背臥位屈曲位の発達的基準に関する一研究
A Study on establishing developmental criteria of the prone extension and supine flexion postures based on the Japanese children
山田 孝
1
,
村田 和香
1
,
八田 達夫
1
Takashi Yamada
1
,
Waka Murata
1
,
Tatsuo Hatta
1
1北海道大学医療技術短期大学部
1College of Medical Technology, Hokkaido University
キーワード:
発達基準
,
腹臥位伸展
,
背臥位屈曲
,
Developmental criteria
,
prone extension
,
supine flexion
Keyword:
発達基準
,
腹臥位伸展
,
背臥位屈曲
,
Developmental criteria
,
prone extension
,
supine flexion
pp.32-39
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:腹臥位伸展や背臥位屈曲の姿勢は緊張性迷路反射の統合の程度をみるために,作業療法,特に感覚統合の評価として,通常用いられている。Ayresは6歳児はこれらの姿勢を中程度の努力で,20〜30秒以上,維持できるとしており,一般に,これが評価基準として用いられている。本研究はこの評価基準が日本幼児にもあてはまるかどうかを明らかにするために,3歳6カ月から6歳5カ月までの170人の幼児を対象として,これらの姿勢を取ることができるかどうか,および,維持時間,質的得点を調査した。その結果,わが国の6歳児の100%が簡単な質問に対する応答をしながら,20秒以上にわたってこれらの姿勢を維持できることが明らかになった。
Copyright © 1988, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.