Japanese
English
特集 周産期のリハビリテーション医療
8 哺乳のリハビリテーション医療
Mammalian Rehabilitation Medicine
弘中 祥司
1
Shouji Hironaka
1
1昭和大学歯学部口腔衛生学講座
キーワード:
哺乳
,
乳児嚥下
,
成人嚥下
,
体重増加不良
,
ハビリテーション
Keyword:
哺乳
,
乳児嚥下
,
成人嚥下
,
体重増加不良
,
ハビリテーション
pp.600-604
発行日 2023年7月18日
Published Date 2023/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 摂食嚥下機能は,出生後からすぐに生育環境・食環境や口腔の感覚-運動体験を通して,新たな機能を獲得しながら発達する運動機能である.特に哺乳は,母子の共同作業である.そのため,哺乳のリハビリテーション医療とは,親と児の双方に対して行う必要性があり,特に児に対する早期の医療の介入は重要である.
嚥下機能は乳汁を摂取することに適した乳児嚥下と,食物を嚥下することに適した成人嚥下に分類される.わずか1年足らずの間に乳児は乳汁だけではなく,固形物を飲みこむ機能が獲得される.そのため,特に留意するのは,体重増加不良・哺乳時のむせ(チアノーゼ)・便秘・嚥下障害であり,保護者も含めたチームでの対応が望まれる.
Copyright © 2023, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.