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特集 人工股関節のリハビリテーション治療の現況
3 人工股関節置換術に対する最近の後療法
Recent Post-treatment for Total Hip Arthroplasty
岡安 健
1
Takeshi Okayasu
1
1東京医科歯科大学病院リハビリテーション部
キーワード:
入院期間の短縮
,
筋力トレーニング
,
協調性
,
閉鎖性運動連鎖
,
自主トレーニング
Keyword:
入院期間の短縮
,
筋力トレーニング
,
協調性
,
閉鎖性運動連鎖
,
自主トレーニング
pp.15-21
発行日 2023年1月18日
Published Date 2023/1/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 医療の進歩により人工股関節置換術(THA)後の入院期間は短縮化傾向にある.これに伴い,近年理学療法士の介入内容も変化しており,特に前方系アプローチの普及による脱臼回避動作指導の変化や治療介入頻度の減少が顕著である.このような状況の中で,THA術後リハビリテーション治療の必要性の有無が議論されることもあるが,深部静脈血栓症や肺塞栓などの術後合併症対策や自宅退院後の自主トレーニングに対する理解獲得などにとって,術後リハビリテーション治療の実施は効果を示すと思われる.理学療法士は限られた治療介入時間や回数の中で効率的にプログラムを立案し,自主トレーニングとして日常生活にリハビリテーション治療を汎化させることを念頭に置くことが重要である.
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