JARM NEWS【新任教授インタビュー】
—埼玉医科大学医学部リハビリテーション科—篠田裕介先生
広報委員会
1
1日本リハビリテーション医学会
pp.1281
発行日 2022年12月18日
Published Date 2022/12/18
- 販売していません
- 文献概要
埼玉医科大学には,埼玉医科大学病院(965床),埼玉医科大学国際医療センター(600床),埼玉医科大学総合医療センター(1,063床)の3つの大きな総合病院があります.「国際医療センターはがん,心臓,脳卒中を,大学病院はその他の急性期医療全般を担っており,2つで1つの病院として機能しています.私は大学病院の緩和医療科,国際医療センターのリハビリテーション科にも所属し,両方の病院でがん診療にかかわっています.」と説明する篠田裕介先生.篠田先生が担当している埼玉医科大学病院リハビリテーション科には,常勤医師4名,非常勤医師4名(専門医計7名),理学療法士25名,作業療法士13名,言語聴覚士2名が所属しています.
篠田先生は整形外科医として医師のキャリアをスタートし,腫瘍を専門とする整形外科医へと進みました.「2012年に東大病院で骨転移キャンサーボードを立ち上げ,がん患者の運動器管理や骨転移診療を行う中で,リハビリテーション医療に興味をもちました.」と説明する篠田先生.「骨転移診療では,がん治療の主科やリハビリテーション科だけでなく,さまざまな科が連携して治療にあたることが重要で,他科の先生と治療方針について討議する時間はとても充実しています.最近,少しずつですが骨転移キャンサーボードの取り組みが全国に広がり,知識と経験をもつ医療者が増えてきています.」(篠田先生)
Copyright © 2022, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.