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特集 感覚障害のリハビリテーション医学・医療
8 触覚障害に対するリハビリテーション医学・医療
Rehabilitation Medicine for Sensory Impairment
武田 克彦
1
Katsuhiko Takeda
1
1文京認知神経科学研究所
キーワード:
触覚
,
機械的受容器
,
中心後回
,
触診
Keyword:
触覚
,
機械的受容器
,
中心後回
,
触診
pp.1399-1406
発行日 2021年12月18日
Published Date 2021/12/18
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- 参考文献 Reference
要旨 触覚の仕組みとして,皮膚における4つの機械受容器について解説し,末梢神経脊髄から大脳に至る経路を述べた.次に,その経路における障害について述べた.触覚の高次の中枢である中心後回には階層構造があることが,Iwamuraらによる研究からわかった.そして,中心後回の損傷による感覚障害と運動障害について,筆者自身の研究からわかったことを報告した.触覚障害のリハビリテーション医療について,末梢神経障害の場合の方法と,脳血管障害例を対象とした場合の今までの報告の系統的レビューなどについて述べた.新しい試みもなされているものの,現状はまだまだという段階である.今後リハビリテーション医療を進めるうえで重要と思われる視点について最後に触れた.
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