Japanese
English
特集 DVTとリハビリテーション医療
5 上肢の深部静脈血栓症とリハビリテーション治療
Rehabilitation Therapy for Deep Vein Thrombosis in Upper Extremity
白石 裕一
1,2
,
的場 聖明
2
,
三上 靖夫
2
Hirokazu Shiraishi
1,2
,
Satoaki Matoba
2
,
Yasuo Mikami
2
1京都府立医科大学循環器腎臓内科
2京都府立医科大学リハビリテーション部
キーワード:
深部静脈血栓症
,
Paget Schroetter症候群
,
血栓後症候群
,
抗凝固療法
Keyword:
深部静脈血栓症
,
Paget Schroetter症候群
,
血栓後症候群
,
抗凝固療法
pp.745-751
発行日 2021年7月18日
Published Date 2021/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 上肢深部静脈血栓症の生じる背景には,一次性と,カテーテルなどデバイス留置に起因したもの,悪性新生物を背景にしたものが挙げられる.浮腫や疼痛などの症状がある場合もあるが,無症状の場合も少なくない.肺塞栓症の頻度は低いとされるが,背景疾患の予後が不良である場合が少なくない.抗凝固療法や血栓溶解療法などが検討されるが,下肢の深部静脈血栓症と異なり治療のエビデンスはまだ十分とはいえない.下肢の深部静脈血栓症と異なり安静や不動を背景にしたものではなく,リハビリテーション治療に定まったものはなく,症例に応じた機能障害に対しての治療を検討することになる
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