Japanese
English
特集 心臓先端治療と心臓リハビリテーション
7 MitraClip®と心臓リハビリテーション
MitraClip® and Cardiac Rehabilitation
小山 照幸
1
Teruyuki Koyama
1
1亀田総合病院リハビリテーション科
キーワード:
僧帽弁閉鎖不全
,
経カテーテル僧帽弁形成術
,
MitraClip®
,
多職種チーム
Keyword:
僧帽弁閉鎖不全
,
経カテーテル僧帽弁形成術
,
MitraClip®
,
多職種チーム
pp.1009-1014
発行日 2019年12月18日
Published Date 2019/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 平均寿命の延長とともにフレイル高齢心不全患者が増加している.心不全の原因としては僧帽弁閉鎖不全によるものが著しく増加している.僧帽弁閉鎖不全に対して,経カテーテル的に僧帽弁の形成(transcatheter mitral valve repair:TMVRepair)を行う画期的な治療法が登場した.クリップとデリバリーシステムのセットでMitraClip®という登録商標であり,今後,飛躍的に増加していくと思われる.その治療と併行してリハビリテーション治療が重要となる.リハビリテーション関連職は,多職種チームの一員として,適応を決めるカンファレンスの段階から参加すべきである.低侵襲治療とはいえ,加齢とともに身体機能,精神機能は低下してきており,適応は総合的に検討するべきである.また,術後は,患者個々の状態に応じて運動療法を継続させることがきわめて重要である.
Copyright © 2019, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.