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特集 運動失調とリハビリテーション医学
8 非侵襲的小脳刺激による運動失調治療の可能性
A Potential Therapeutic Approach for Ataxia with Non-invasive Cerebellar Stimulation
小金丸 聡子
1
Satoko Koganemaru
1
1獨協医科大学医学部生理学(生体情報)講座
キーワード:
運動失調
,
神経可塑性
,
非侵襲的小脳刺激
,
経頭蓋磁気刺激
,
経頭蓋直流電流刺激
Keyword:
運動失調
,
神経可塑性
,
非侵襲的小脳刺激
,
経頭蓋磁気刺激
,
経頭蓋直流電流刺激
pp.122-129
発行日 2019年2月18日
Published Date 2019/2/18
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- 参考文献 Reference
要旨 運動失調に対する小脳への非侵襲的脳刺激(NIBS)の治療応用は十分なエビデンスがあるとはいえない.小脳構造・ネットワークの特異性を踏まえると,経頭蓋磁気刺激(TMS)・経頭蓋直流電流刺激(tDCS)の効果は一様ではない可能性がある.しかしながら,NIBSの効果に関する報告は複数ある.また,自験例では小脳・大脳皮質ペアTMSを施行したところ失調小脳の改善を認めている.小脳やそのネットワークの賦活を目的に,刺激パラメータ,刺激プロトコルを十分に検討すれば,NIBSによる運動失調治療は有望であると考えられる.
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