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特集 転倒予防の新しい視点
4 転倒リスクが高い者の歩行特徴とその知見に基づく判別技術の開発,および当該分野の今後の展望
Gait Features of People with High-risk of Falling and Its Discrimination by Sensors, and Future Perspective of This Field
小林 吉之
1
Yoshiyuki Kobayashi
1
1国立研究開発法人産業技術総合研究所人間拡張研究センター
キーワード:
高齢者
,
転倒リスク
,
歩行のばらつき
,
主成分分析
,
センサー
Keyword:
高齢者
,
転倒リスク
,
歩行のばらつき
,
主成分分析
,
センサー
pp.915-920
発行日 2018年11月16日
Published Date 2018/11/16
- 販売していません
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- 参考文献 Reference
要旨 歩行は誰もが行う最も基本的な移動手段の1つである.近年の歩行に関する研究の発展によって,転倒リスクが高い者の歩行特徴が明らかになりつつある.このような成果は,歩容から個々人の転倒リスクを評価して,転倒の発生を未然に防ぐためのさまざまな対策や技術に生かされている.本稿では,主成分分析を用いた歩行特徴の包括的比較評価法を用いて,近年われわれが実施してきた転倒リスクが高い者の歩行特徴を包括的に比較評価した研究と,その成果に基づく,ウェアラブルセンサーを用いた転倒リスク評価装置の開発の内容を中心に,近年の研究の概況とそれらから展望される予防法について解説する.
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