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特集 認知症とリハビリテーション医学
8 認知症に対する訪問リハビリテーション医療
Home Visit Rehabilitation Medical Care for Dementia
山口 智晴
1,2
,
黒沢 一美
2,3
Tomoharu Yamaguchi
1,2
,
Kazumi Kurosawa
2,3
1群馬医療福祉大学リハビリテーション学部
2前橋市認知症初期集中支援チーム
3訪問看護ステーション結(ゆい)の樹(き)
キーワード:
認知症
,
訪問リハビリテーション医療
,
Alzheimer病
,
作業療法
Keyword:
認知症
,
訪問リハビリテーション医療
,
Alzheimer病
,
作業療法
pp.669-673
発行日 2018年8月17日
Published Date 2018/8/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 訪問リハビリテーション医療の場面では,認知症を単に認知機能障害や認知症の行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)と捉えるのではなく,それらにより日常のさまざまな生活動作や周囲の人との関係性に障害をきたしている状態と捉える.日常生活の自立が阻害され,周囲との関係性にも問題を生じることは,本人の不安やBPSD悪化につながり在宅生活の継続にも影響する.認知症施策推進総合戦略がめざす認知症者の穏やかな地域生活の継続には,認知症の原疾患や病期,本人が置かれた生活環境など,多面的かつ個別的な支援が必要である.認知症者の実際の生活場面を訪問し,具体的な生活機能障害への支援を行う訪問リハビリテーション医療が果たす役割は大きい.
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