Japanese
English
特集 息切れのリハビリテーション
4 神経筋疾患の息切れ・呼吸障害に対するリハビリテーション
Rehabilitation for Breathlessness and Dyspnea Caused by Neuromuscular Disorders
角田 亘
1
Wataru Kakuda
1
1国際医療福祉大学医学部リハビリテーション医学講座
キーワード:
NPPV
,
TPPV
,
ALS
,
排痰法
,
咳介助
Keyword:
NPPV
,
TPPV
,
ALS
,
排痰法
,
咳介助
pp.952-956
発行日 2017年12月18日
Published Date 2017/12/18
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- 参考文献 Reference
要旨 筋萎縮性側索硬化症(ALS)やデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)などの神経筋疾患は,呼吸筋力の低下から拘束性換気障害を呈する.このような疾患に対して,近年では,身体に侵襲を加えることなく導入可能な非侵襲的陽圧換気(NPPV)が用いられている.NPPVの導入は,特にALSの場合では自覚症状,肺活量,動脈血酸素飽和度,血中二酸化炭素分圧などに基づいて決定される.しかしながら,呼吸障害が増悪した場合には,NPPVから気管切開下陽圧換気療法への移行が必要となる.さらには,気道クリアランスを目的とした体位排痰法,徒手的咳介助,カフアシストを用いた機械的咳介助なども行うのがよい.
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