第49回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 専門医会企画◎リハビリテーション科専門医はもっと義肢医療に関わろう-義肢医療の実際の現場から-
義肢の基本処方
木下 篤
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1独立行政法人労働者健康福祉機構吉備高原医療リハビリテーションセンター整形外科
pp.639-644
発行日 2013年8月18日
Published Date 2013/8/18
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はじめに
義肢医療の現場においてリハビリテーション(以下,リハ)科専門医には切断者の評価,義肢の処方,仮合わせおよび完成時の適合チェックといった一連の責務が課せられる.しかしながら切断者の状況は多様であり,経験の少ないリハ科専門医にとってこの分野の業務は容易とはいえない.処方の時点でその内容が義肢装具士まかせとなることも少なくないと感じている.そこで今回は実践的であることを第一として経験が少なくても使える,義肢の基本処方について述べる.処方の前提となる知識として義肢の公的支給体系と義肢の構成要素を説明した後,義手義足各々の処方パターンを具体的に提示したいと思う.
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