第48回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/千葉 《パネルディスカッション》褥瘡・難治性創傷の新しいマネージメント―座長/市岡 滋
新しい創傷マネージメント
簗 由一郎
1
,
市岡 滋
1
1埼玉医科大学形成外科・美容外科
pp.794-800
発行日 2012年11月18日
Published Date 2012/11/18
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はじめに
ヒトの体において,外界から受ける刺激や変化に対して,体内の状態を一定に保つことが生命を維持するための絶対必要条件である.身を守るための防御機能である皮膚の損傷は,微生物の侵入や恒常性維持の破綻といった危険性を引き起こす.これに対する生体の防御・修復反応が創傷治癒という機構である.創傷における病態は,急性創傷と慢性創傷,一次治癒と二次治癒,三次治癒,創傷の部位や深さなどにより異なる.そのため創傷を治癒に導くのに必要な,創傷マネージメントの方法は多岐にわたる1).
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