第44回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/神戸 《シンポジウム》DPC導入と(急性期)リハビリテーション医療―座長/里宇 明元・水間 正澄
総合病院におけるDPC
高橋 博達
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1聖隷浜松病院リハビリテーション科
pp.289-290
発行日 2008年5月18日
Published Date 2008/5/18
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- 文献概要
はじめに
2004年4月よりDPC(Diagnosis Procedure Combination,診断群分類)が導入され,2005年の本学会にてDPC前後の医療状況の変化を示した.一般的に,リハビリテーション(以下,リハ)医療はDPC導入によって,(1)在院日数が短縮しリハビリ施行数とその効果が減少し,(2)急性期リハの割合が増加し,(3)早期退院や転院例が増加する,とされている.しかし当院では,DPC導入当初に予測された上記のような変化は起こらず,その理由として,DPC導入以前から急性期医療に特化したリハ体制になっていたためと考えられた.本発表では,急性期総合病院である当院におけるDPC算定の現状を報告し,リハ医療との関連について考えてみる.
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