第44回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/神戸 《シンポジウム》若年者脊髄損傷のトータルケア―座長/富永 俊克・柳 重行
性機能障害の実態と対策-性機能アンケート調査結果と勃起・射精障害の対策法-
仙石 淳
1
,
柳内 章宏
1
1兵庫県立総合リハビリテーションセンター中央病院泌尿器科
pp.141-148
発行日 2008年3月18日
Published Date 2008/3/18
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男性脊髄損傷における性機能障害の実態
-男性脊髄損傷者におけるアンケート調査結果(1997年,2003年)より-
当センターの脊損性機能研究会では(医師・看護師・セラピストが構成員),男性脊髄損傷者の性に関する意識や実態を知るために,1997年と2003年にアンケート調査を実施した.本稿では2003年の結果を提示し,バイアグラ登場前後での勃起方法の変化については1997年の結果との比較を示した.
アンケートにおける調査項目は,勃起障害(性的勃起,反射性勃起),射精障害,受傷前後での性交渉の経験の有無と受傷後性交渉の結果・肉体的および精神的満足度,性欲の変化,性交渉時の勃起方法,結婚歴,性的パートナーの有無,実子の有無・誕生時期・希望などであった.
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