リポート「現場,最前線」
がんセンターにおける言語聴覚士の役割
安藤 牧子
1
1静岡がんセンターリハビリテーション科
pp.44-47
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100067
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1.はじめに
癌はいまや“治る”病気である.治療中,治療後に生じるさまざまな障害をそのままにしておくのではなく,我々リハビリテーション(以下リハビリ)スタッフが積極的にリハビリを行い,癌患者の家庭復帰や社会復帰を援助しなければならない.言語聴覚士は主に,癌そのものや治療によって生じる嚥下障害やコミュニケーション障害(構音障害,発声障害,失語症などの高次脳機能障害)に関する訓練指導を行うことになる.
今回は県立静岡がんセンター(Shizuoka Cancer Center Hospital;以下SCC)における言語聴覚士の取り組みを通して癌専門病院における言語聴覚士の役割を紹介する.
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