連載 攻めの地域介護予防—健康生成論に基づいた地域リハビリテーション・第4回
健康生成論のリハへの応用—個人因子アプローチ
榊原 正博
1
1株式会社モノ・ウェルビーイング
pp.346-349
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200592
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ICFにおける個人因子
ここまで,WHOや北欧・欧州における健康について,健康生成論を中心にお話をさせていただきました。健康の定義は,まさにICFが示しているところの生活機能,そしてそれらに影響を与える背景因子である環境因子と個人因子によって形づくられています。
しかし,第2回目でも説明させていただきましたが,日本では健康へのアプローチは,身体機能と環境因子を中心に制度を含めて提供される仕組みとなっており,参加・活動に対する支援策は,障害福祉分野で多少見られたとしても充実しているとは言いがたい状況です。
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