Japanese
English
特集 Parkinson病と脊椎
Parkinson病の姿勢異常に対する保存的治療
Conservative Treatment of Postural Abnormalities in Parkinson's Disease
高嶋 俊治
1
,
山内 克哉
1
Shunji TAKASHIMA
1
,
Katsuya YAMAUCHI
1
1浜松医科大学医学部附属病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
Parkinson病
,
Parkinson's disease
,
姿勢異常
,
postural abnormalities
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
Keyword:
Parkinson病
,
Parkinson's disease
,
姿勢異常
,
postural abnormalities
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
pp.655-660
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002202162
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はじめに
Parkinson病(PD)は進行性の中枢神経変性疾患であり,本邦の指定難病疾患の神経疾患の中で最も多い.症状は自律神経障害,睡眠障害などの非運動症状と無動と振戦,筋強剛などの運動症状がある.無動と振戦,筋強剛を3大症状としている場合が多いが,姿勢保持障害を加えて4大症状としてまとめる場合や,前傾姿勢とすくみ足を加えて6大症状とする場合もある.
姿勢異常とは立位静止時や歩行時に体幹を前屈させてしまう状態などである.これは病期の進行とともに悪化し,体幹は前屈位,頸部は後屈,顎を突き出し,肘関節と手関節を屈曲させた独特の姿勢となる.本稿では,PDの一般的なリハビリテーション治療(リハ)および姿勢異常に対する保存的治療について概略を説明する.
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