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特集 椎間板の基礎と臨床
椎間板治療のバイオマテリアル開発
Development of Biomaterial for Intervertebral Disc Regeneration
須藤 英毅
1
Hideki SUDO
1
1北海道大学大学院医学研究院整形外科/脊椎・脊髄先端医学分野
1Department of Advanced Medicine for Spine and Spinal Cord Disorders, Faculty of Medicine and Graduate School of Medicine, Hokkaido University
キーワード:
生体吸収性バイオマテリアル
,
bioresorbable biomaterial
,
椎間板再生
,
intervertebral disc regeneration
,
実用化研究
,
practical study
Keyword:
生体吸収性バイオマテリアル
,
bioresorbable biomaterial
,
椎間板再生
,
intervertebral disc regeneration
,
実用化研究
,
practical study
pp.19-22
発行日 2023年4月17日
Published Date 2023/4/17
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002202005
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はじめに
椎間板は無血管野であり,栄養供給に乏しく細胞分裂能が低いため,幹細胞などを単純移植しても周囲組織との相互作用がなく十分な生着が期待できないことが危惧される.そこでわれわれは生体吸収性のバイオマテリアルを開発し,腰椎椎間板ヘルニア摘出術後の空隙部に埋植する第Ⅰ/Ⅱ相医師主導治験を実施し,現在第Ⅲ相企業治験の準備に移行している.一方,中高年期の自己修復能の乏しい患者へのバイオマテリアル単独治療には限界があるため,混合性腰部脊柱管狭窄症に対してはバイオマテリアルに幹細胞を組み合わせた細胞治療法による第Ⅰ/Ⅱ相医師主導治験を新たに開始している.
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