Japanese
English
誌上シンポジウム 椎間板研究の最前線
椎間板変性治療:アポトーシス
Apoptosis-targeted Therapy for Intervertebral Disc Degeneration
須藤 英毅
1
Hideki SUDO
1
1北海道大学大学院医学研究院脊椎・脊髄先端医学分野
1Department of Advanced Medicine for Spine and Spinal Cord Disorders, Faculty of Medicine and Graduate of Medicine, Hokkaido University
キーワード:
椎間板変性
,
intervertebral disc degeneration
,
アポトーシス
,
apoptosis
,
分子標的治療
,
molecular-targeted therapy
Keyword:
椎間板変性
,
intervertebral disc degeneration
,
アポトーシス
,
apoptosis
,
分子標的治療
,
molecular-targeted therapy
pp.971-974
発行日 2018年11月25日
Published Date 2018/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201211
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椎間板障害に対する治療は,従来,脊椎固定術や摘出術などの外科的治療が普及し,一定の成果が確認されているが,病因に対する直接的なアプローチではないことから,椎間板変性に対する根本的な新規治療法が期待されている.これまで,髄核細胞のアポトーシスを抑制することで椎間板変性治療を行う研究を進めてきたが,脊椎外傷に伴う椎間板傷害に対して,一過性にアポトーシス最終実行因子であるcaspase 3の発現を抑制するような分子標的治療法が根本的な新規治療法となる可能性が高いことが明らかとなってきた.
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