Japanese
English
特集 脊椎の動きと神経の立ち振る舞い
脊椎と脊髄,動きに関わる微小解剖
Microsurgical Anatomy of Spine and Spinal Cord Motion
内門 久明
1
Hisaaki UCHIKADO
1
1医療法人ニューロスパインうちかど脳神経外科クリニック
1Uchikado Neuro-Spine Clinic
キーワード:
脊椎動物の人体
,
human body
,
微小解剖
,
microsurgical anatomy
,
脊椎・脊髄の可動性
,
spine and spinal cord motion
Keyword:
脊椎動物の人体
,
human body
,
微小解剖
,
microsurgical anatomy
,
脊椎・脊髄の可動性
,
spine and spinal cord motion
pp.520-524
発行日 2023年1月31日
Published Date 2023/1/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201892
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はじめに
神経組織を保護する頭蓋骨と脊柱(頸椎〜仙椎)との最大の違いは,動きによって神経組織に与える影響が異なる点である.成人脊髄は延髄下端から仙髄最下端までは長さにして43〜44cmといわれている10).脊椎脊髄疾患の病態を考えるうえで,脊椎の動的要素の関与なしでは理解困難である.そこで,脊椎の動きによって脊髄および神経組織がどのように干渉されているか? 振る舞っているか? について,①脊髄と硬膜間の固定靭帯,②硬膜管と脊柱(椎)管の固定靭帯,③脊椎と靭帯および筋組織,以上3つの横断的パートに分けて,微小解剖学的な側面から解説する.
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