Japanese
English
特集 腰部脊柱管狭窄症に対する低侵襲手術
脊髄脊椎領域に対するexoscope(外視鏡)を用いた手術
From Exoscope into the Next Generation in the Spinal Surgery
武藤 淳
1
,
井上 辰志
1
,
齋藤 史明
1
,
上甲 眞宏
1
,
峯 裕
2
,
廣瀬 雄一
1
Jun MUTO
1
,
Tatsushi INOUE
1
,
Fumiaki SAITO
1
,
Masahiro JOKO
1
,
Yutaka MINE
2
,
Yuichi HIROSE
1
1藤田医科大学医学部脳神経外科学
2済生会横浜市東部病院脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Fujita Health University
キーワード:
外視鏡
,
exoscope surgery
,
統合情報
,
integrated information surgery
,
脊髄脊椎手術
,
spine surgery
Keyword:
外視鏡
,
exoscope surgery
,
統合情報
,
integrated information surgery
,
脊髄脊椎手術
,
spine surgery
pp.115-121
発行日 2021年2月25日
Published Date 2021/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201587
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はじめに
脊髄脊椎外科の手術は,肉眼・マクロの時代からマイクロルーペ,さらには顕微鏡の導入により術野を拡大し,微細かつ丁寧な操作が行われるようになった.拡大視は脊髄脊椎外科手術に必須であり,近年,新しい画像機器として内視鏡,そして外視鏡が脊髄脊椎外科手術に導入され,より低侵襲な手術が実現されている.われわれが考える「低侵襲」とは,単に傷口が小さいだけでなく,余分な骨削除や剝離,露出を避け,手術内容の緻密化を図ることである.本稿では,外視鏡について概説し,脊髄脊椎外科領域における外視鏡の役割を紹介する.そして,外視鏡手術のメリットとデメリットを考察する.
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