Japanese
English
特集 Neuralgic amyotrophyとは
腕神経叢の臨床解剖
Clinical Anatomy of the Brachial Plexus
中野 隆
1
Takashi NAKANO
1
1愛知医科大学医学部解剖学講座
1Department of Anatomy, Faculty of Medicine, Aichi Medical University
キーワード:
腕神経叢
,
brachial plexus
,
臨床解剖
,
clinical anatomy
,
変異
,
variation
Keyword:
腕神経叢
,
brachial plexus
,
臨床解剖
,
clinical anatomy
,
変異
,
variation
pp.467-478
発行日 2018年5月25日
Published Date 2018/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200873
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はじめに
下肢の脊髄神経は,腰神経叢と仙骨神経叢の両者から起こる.それに対して,上肢の脊髄神経はすべて腕神経叢から起こり,上肢帯および自由上肢(上腕,前腕,手)の運動と知覚を司る.腕神経叢は,複雑な分岐と合流を繰り返す.また,変異がきわめて多く,その構造をさらに複雑化している.
本稿では,臨床解剖学の視点から腕神経叢を概説し,臨床的意義の大きい変異例についても触れることにする.
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