Japanese
English
特集 脊椎手術体位の工夫—周術期合併症を避けるため
看護師の立場からみた脊髄手術での体位を含めた患者へのケア
Management and Nursing Care of the Patients and Patients' Positioning for Spinal Surgery, Based on the Operating Nursing Teams
河村 ゆかり
1
,
藤村 喜子
1
,
大川 愛
1
,
尾森 唯以
1
,
鈴木 吉一
1
,
窪 睦子
1
Yukari KAWAMURA
1
,
Yoshiko FUJIMURA
1
,
Ai OHKAWA
1
,
Yui OMORI
1
,
Yoshiichi SUZUKI
1
,
Mutsuko KUBO
1
1三成会新百合ヶ丘総合病院手術部
1Operation Department, Shin-yurigaoka General Hospital
キーワード:
看護師
,
nurses
,
脊髄手術
,
spinal surgery
,
体位
,
operating position
Keyword:
看護師
,
nurses
,
脊髄手術
,
spinal surgery
,
体位
,
operating position
pp.973-978
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200737
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当院における脊髄手術の概要
新百合ヶ丘総合病院は2010年8月に川崎市麻生区に377床を有する急性期病院として開院した.脊髄外科としては脳神経外科医5名による脊椎脊髄末梢神経外科(併設)低侵襲脊髄手術センターを開設した.初年度の年間手術件数は97件であったが,2016年度の年間手術件数は372件と年々増加している.主な治療疾患としては,椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・頸椎症・脊椎外傷,感染症・脊髄腫瘍などである.低侵襲手術を念頭に置き,入院期間の短縮・早期社会復帰を目標とし,手術方法を選択している.全症例,術中モニタリングおよび外科用X線透視装置(C-armやO-arm®)を使用し,手術用顕微鏡または内視鏡を用いて安全で効果的な手術を行っている.
手術室看護師は常勤24名,アシスタント2名で構成している.手術件数増加に伴い,看護師は専門性を高めるため脊髄手術につく看護師を特定し,スキルアップに努め,その看護師が教育係となって経験の浅い看護師に指導を行っている.
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