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特集 脊椎脊髄イメージングの進歩と話題の疾患
MR neurographyの進歩—技術とそれで見える正常解剖
Recent Advances of MR neurography
米山 正己
1
,
栂尾 理
2
Masami YONEYAMA
1
,
Osamu TOGAO
2
1株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン MRクリニカルサイエンス
2九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野
1MR Clinical Science, Philips Electronics Japan
キーワード:
MRI
,
MR neurography
,
末梢神経(peripheral nerve)
Keyword:
MRI
,
MR neurography
,
末梢神経(peripheral nerve)
pp.847-852
発行日 2016年9月25日
Published Date 2016/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200456
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はじめに
MR neurographyは,造影剤を用いることなく非侵襲的かつ選択的に末梢神経を描出する方法である.その概念自体はすでに1993年にFillerら4)によって提唱されていたが,当時の装置では安定した画質を得ることが困難であった.2000年以降,拡散強調画像や高速3次元(3D)撮像が一般臨床機で容易に撮像可能となったことに伴い,急速に臨床応用が拡大した.本稿では,MR neurographyを撮像するための最新技術と,それで見える腕神経叢・腰神経叢の正常解剖について解説する.
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