Japanese
English
特集 脊椎脊髄イメージングの進歩と話題の疾患
CT,MRIによる金属アーチファクトの軽減
Techniques for Reducing Metal Artifacts in CT and MRI
村上 瑞穂
1
,
森 墾
2
,
赤羽 正章
1
Mizuho MURAKAMI
1
,
Harushi MORI
2
,
Masaaki AKAHANE
1
1NTT東日本関東病院放射線部
2東京大学医学系研究科生態物理医学専攻放射線医学講座
1Department of Radiology, NTT Medical Center Tokyo
キーワード:
金属アーチファクト(metal artifact)
,
逐次近似再構成法(iterative reconstruction)
,
脂肪抑制法(fat suppression)
Keyword:
金属アーチファクト(metal artifact)
,
逐次近似再構成法(iterative reconstruction)
,
脂肪抑制法(fat suppression)
pp.842-846
発行日 2016年9月25日
Published Date 2016/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200455
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はじめに
脊椎・脊髄の手術においては,多くの例で固定のための金属デバイスが用いられている.術後早期の合併症評価や,経過観察における治療効果判定,再発評価,および金属の位置ずれ,ゆるみ,破損評価のための画像診断は,単純撮影のほか,CTやMRIで行われるのが一般的である.しかし,金属留置例におけるCTやMRIでは,金属アーチファクトの影響により最も重要な局所の評価が困難になることがある.本稿では,CT,MRIにおける金属がもたらすアーチファクトとそれらを軽減するための撮像法および撮像における工夫について解説する.
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