Japanese
English
特集 骨癒合の基礎と臨床
ドナーサイトの問題—採骨部痛に対する対策を中心に
Donor Site Morbidity Following Harvest of Bone Graft
大川 章裕
1
Akihiro OKAWA
1
1小石川東京病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Koishikawa Tokyo Hospital
キーワード:
骨移植(bone graft)
,
術後疼痛(post-operative pain)
,
先取り麻酔(preemptive)
Keyword:
骨移植(bone graft)
,
術後疼痛(post-operative pain)
,
先取り麻酔(preemptive)
pp.635-639
発行日 2016年6月25日
Published Date 2016/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200403
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はじめに
本稿では,脊椎手術に必須である骨移植に関しての疼痛対策につき述べる.
骨移植を必要とする手技は,近年人工生体材料の進歩などでその頻度は減少しているものの,やはり自家骨の重要性に変わりはない.しかし,採骨部の疼痛をはじめとし術後の合併症の問題は必ずしも解決していない.そこで,特に術後疼痛の対策につき,その手術方法のコツや注意点,硬膜外注入などの鎮痛薬の有用性を検討し述べる.
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