Japanese
English
症例報告
回復期リハビリテーション病棟においてTransfer Packageを工夫した修正CI療法を実施し麻痺手の使用頻度が向上した症例
A case of improved use of a paralyzed hand after implementation of modified CI therapy using a Transfer Package in a convalescent care unit
御書 正宏
1
Masahiro Gosho
1
1医療法人社団 生和会 周南リハビリテーション病院
キーワード:
修正CI療法
,
Transfer Package
,
回復期
Keyword:
修正CI療法
,
Transfer Package
,
回復期
pp.1325-1328
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001204038
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Abstract:回復期病棟入院中の限られた時間の中で,入院患者に対し入院早期から,修正CI療法のTransfer Package(以下,TP)を工夫しながら,回復期の介入時間で麻痺手の使用頻度向上を試みた.TPの工夫として麻痺手の使用目標が書かれた簡易シートを用いて本人に渡し,シートで目標を毎日確認しながら使用状況を確認した.結果として麻痺手の機能評価であるFugl-Meyer Assessmentや麻痺手の使用頻度,動作の質を示すMotor Activity LogにおいてMCIDを超える改善を示した.TPを工夫した修正CI療法が,回復期病棟入院中の限られた時間でも麻痺手の使用頻度を向上させることが示唆された.今後介入方法をプロトコル化し,機能レベルの異なる症例での検証や対照群を設けた比較検討を行う必要がある.
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