Japanese
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プラクティカルノート
神経難病患者が温水洗浄便座の洗浄機能を便座に触れずに使うための工夫
Ingenuity for patients with intractable neurological diseases to use the washing function of the bidet toilet without touching the toilet seat
田中 芳則
1
Yoshinori Tanaka
1
1社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ
キーワード:
神経難病
,
静電容量式着座センサ
,
iPadタッチャー
Keyword:
神経難病
,
静電容量式着座センサ
,
iPadタッチャー
pp.942-943
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203918
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はじめに
私たちが洋式トイレで温水洗浄便座の洗浄ボタンを押して陰部洗浄を行う際,便座に座っていなければその機能は作動しない.これは便座に人が座っていることを着座センサが感知して洗浄や乾燥等の機能が働くからである.対象者より「これまでは自分で便座に座って用を足していたが,病気が進んで便座に座れなくなった.人にお尻を拭いてもらうことは抵抗がある」との相談を受けた.本稿では,この相談内容を解決するために機器(通称:iPadタッチャー)を使った工夫とその導入事例を紹介する.なお,本報告に際し,対象者より同意を得ている.
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