Japanese
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プラクティカルノート
インスリン自己注射のための麻痺手用ペン型注射器固定自助具の紹介
Introduction of a pen-type syringe fixation self-help device for paralyzed hands for insulin self-injection
鈴木 孝佑
1,2
,
佐野 哲也
3
,
泉 良太
3
Kosuke Suzuki
1,2
,
Tetsuya Sano
3
,
Ryota Izumi
3
1すずかけヘルスケアホスピタル
2訪問看護ステーション上西
3聖隷クリストファー大学
キーワード:
片麻痺
,
自助具
,
インスリン自己注射
Keyword:
片麻痺
,
自助具
,
インスリン自己注射
pp.358-359
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203753
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はじめに
わが国の糖尿病総患者数の推計は約316万人〔2014年(平成26年)〕と報告されており1),2011年の国民健康・栄養調査ではインスリン療法を行っているのは約100万人といわれている2).それに伴い,針刺しによる感染症予防の必要性が唱えられ3),インスリンの自己注射が困難な事例は針刺し事故への対策がより必要と思われる.
本稿では脳梗塞により片麻痺を呈した事例のインスリン自己注射自立に向けて作製した麻痺手用ペン型注射器固定自助具(以下,注射器固定自助具)を紹介する.今回の報告に関して事例から同意と,当院倫理委員会の承認を得ている(承認番号20200717).なお,開示すべきCOI関係にある企業等はない.
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