Japanese
English
特集 訪問看護ステーションと作業療法—看取りも含めて
終末期に生きる人の「病いの語り」
“The narrative of illness” by patients at the end of life
白柿 綾
1
Aya Shiragaki
1
1聖カタリナ大学人間健康福祉学部看護学科
pp.473-477
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203368
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Key Questions
Q1:終末期にある人の「病いの語り」を聴く意味とは?
Q2:誰が「病いの語り」を聴くのか?
Q3:「病いの語り」を聴く方法とは?
はじめに
看護師である私に与えられたテーマは,終末期の「緩和ケアにおいて他職種から訪問作業療法に期待すること」であるが,終末期ケアや緩和ケア,さらには訪問作業療法に関しても,情けないことにまったく知識が追いついていない.そのため,まず私が研究活動の中で出会った忘れられないお2人の方の看取りを通して,終末期に生きる人がどのようなケアを求めていたのか考察する.そして,求められていると考えたケアを実現するために何が必要かについて,終末期ケアや在宅医療の中で協働する専門職者として探求したいと思う.
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