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特集 Withコロナ時代の作業療法
—医療機関の現場から①—多摩丘陵病院での取り組み
From the field of medical institutions ①:Initiatives at Tamakyuryo Hospital
青木 佳子
1
,
松岡 耕史
1
,
三沢 幸史
1
,
辻 奈津美
1
,
米川 甫
1
,
島津 元秀
1
Yoshiko Aoki
1
,
Koshi Matsuoka
1
,
Koji Misawa
1
,
Natsumi Tsuji
1
,
Hajime Yonekawa
1
,
Motohide Shimazu
1
1多摩丘陵病院
pp.1126-1130
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203153
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Key Questions
Q1:感染リスクを前提にしてリハを提供するにはどのように考えていくべきか?
Q2:Withコロナ時代に合わせた医療機関での作業療法のあり方とは?
Q3:医療機関に勤務する作業療法士がコロナ禍の地域生活を見据えるとは?
はじめに:コロナによる社会情勢の変化
2019年(令和元年)12月に新型コロナウイルス感染症(以下,コロナ)が中国で確認されてから,瞬く間に世界的に感染が拡大し,翌年1月には日本でも最初の感染者が確認された.コロナの襲来は人々の生活を一変させ,わが国の医療機関においては感染対策の見直しを余儀なくされた.地域生活では外出機会が失われ,フレイル予防に重要である社会交流も減少し,多くの高齢者がフレイルのリスクに直面することになった1).これらを背景に,感染者数の多い東京都のケアミックス病院註)として,感染対策を講じながら最小限の制限で大きなクラスターを生じさせずに医療体制を維持してきた当院の取り組みを振り返り,今後の展望を紹介したい.
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