Japanese
English
特集 24時間コンセプトの作業療法
精神障害のある方における24時間コンセプト—精神科デイ・ケアでの介入
24-hour concept for people with mental illness intervention in psychiatric day care
合田 直人
1
Naoto Gouda
1
1松風病院 精神科デイ・ケア フレンズ
pp.950-955
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203094
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Key Questions
Q1:精神科デイ・ケアでの業務内容は?
Q2:管理能力の苦手な方への精神科デイ・ケアでの支援とは?
Q3:精神障害のある方に対して地域での多職種連携の内容とは?
はじめに
精神科分野の作業療法では“24時間コンセプト”という言葉はまだ定着していないが,精神疾患があることで日常生活に支障をきたし,地域で暮らしていくものの再入院を繰り返す方も多い.精神病院で働くOTにとって,対象者の入院中や自宅での24時間を想定しながら支援・介入する必要は十分ある.
今回,当院精神科デイ・ケアの利用者であり,統合失調症と高次脳機能障害を合併し,特に24時間コンセプトが必要であった方に,OTとしてどのように生活の基盤として精神科デイ・ケアを定着させ,支援者間で連携をとり,自宅での生活を継続する支援をしたかを紹介したい.
Copyright © 2022, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.